ドラクエオンラインに学ぶ、勉強に夢中になる方法
危ないところだった。
先日、うっかりドラクエオンラインを始めてしまった私は、ゲーム中毒になって数学を放り出すところだった。
が、きちんと戻ってきた。
あの世界はマジでやばいぞ。
オンラインゲームの何が人を惹きつけるのか?
それは勉強に活かせないか?
という視点を持って、一線引いてプレイできたのが良かったと思う。
結論から言うと、勉強に活かせそうなことは3つあった。
ひとつ。レベルの高い人も低い人も含め、たくさんの同じことをする仲間に囲まれること。
ふたつ。難しいものではなく簡単なものをたくさんやってレベルを上げること。難しいものは今の自分では弱いので手を出してはいけないと、自分にお預けをさせること。
みっつ。ランダム性を持たせること。ランダムで得るものは自分が嬉しいものにすること。
ひとつめについて。
オンラインの世界には人がたくさんいる。ものすごくレベルが高い人と普通にすれ違う。
レベル1の自分には、100の人が勇者に見える。
これを勉強に生かすには、勉強している人の集まりに出向き、ハイレベルかつ長時間勉強しまくってる人に囲まれればいい。
自分も負けてられないぞ、と思うように。
私はスタディプラスという勉強時間記録アプリで、東大合格を目指す受験生の勉強記録を見られるようにしてみた。
受験生のTwitterをフォローするのもいいかもしれない。
ふたつ。
簡単なものをたくさんやること。
時間をかけてあっちにいってこっちにいって、話を聞いたりアイテムをもらってくればいい。
時間さえかければ、ある程度は誰でも強くなれるシステムだ。
だが、時間とは唯一私たちに平等に与えられた有限の財産だ。オンラインゲームに捧げるよりは私は数学に時間を捧げたい。
私は安易に高校レベルに手を出さないで、小学生や中学生レベルの基礎をたくさん解くことで、勉強に対する負荷を上げないことにしている。
嫌にならない程度に簡単、でも全問正解できない、くらい。
本当は高校数学がやりたいのに、というおあずけを自分にくらわす。
みっつ。ランダム性。
これは勉強に落とし込むのが1番難しい。
ゲームにおける素材集め、福引、レアモンスターなどは、「次はいいものが出るかも」という期待を人に抱かせる。
いいものが出た時の喜びは大きい。
経験値や装備品、
“本来ならば長い時間や手間をかけないと手に入らないもの”が、
“ラッキーにも一瞬で手に入った”時の喜び。得をした、という気持ち。
それは錯覚だ。
作られたお得感であり、プログラマーに操作された確率だ。
もっと得をしたいという気持ちに駆られたユーザーは、ゲームにさらに時間を捧げる。
脳内でドーパミンがどばどば出る。
快感。興奮。悪化すると依存。
不便を感じさせてから、一気に快適にする。
ゲームはこれでハマるを作れる。意図的にだ。
移動が遅い→速い乗り物が手に入る。
経験値が低い→経験値の高いモンスターを出す。
道具が持てない→たくさん持てるかばんを出す。
広告が鬱陶しい→課金すれば消える。
などなど。
今のゲームすごいよ。
こんなものが普通に誰でもできる世界で、わざわざ机に向かうか?
で、ランダム性をどう勉強に落とし込むかだが、サイコロふって6が出た時だけ、好きな教科の勉強をするくらいしか思いつかなかった。
あとはおやつを食べていいとか。
毎回ランダムで…?
勉強には一気にレベルを上げるようなチート性があまりない気がして、ここは難しい部分。
いやぁ…。
数学を勉強して、自分もこういうゲームプログラムを組める側に行きたいもんです。
<今日までの進捗>
計算練習をしつつ、『中二数学をひとつひとつていねいに』を終わらせた。
9/10〜9/16で完了。
平面図形の演習が足りない。
終わった単元にシール貼るの楽しい。
高校のひとつひとつには、シールなくなってしまったのが残念。